一日の抜け毛平均本数は?抜け毛対策の方法

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シャンプーやドライヤー、ブラッシングをしている時、髪が想像以上に抜けて驚く事はありませんか?ひょっとして自分の髪抜けすぎ!?と心配になってしまう事もあると思います。特に、髪が長い女性などは抜けて落ちた髪が目に付きやすいですから、沢山抜けてしまっているような気がすることも少なくないでしょう。

ところが、抜け毛は1日100本が平均本数とけっこう多いのです。

→いち髪で抜け毛が増えたけどいい思い出になった話

一日に抜ける髪の本数50~100本は多くない?

人の髪は全体で10~15万本が平均となっており、それに対して1日の抜け毛平均本数が50~100本前後と言われています。ただ、10~15万本も50~100本もあくまで目安で、髪の全体本数も抜け毛も人によって個人差があるという事は理解しておきましょう。

髪には生え変わりのサイクル(毛周期)があります。休止期、成長期、退行期を2年~6年のサイクルで繰り返しており抜け毛が一定量あるのは悪いことではありません。むしろ、抜け毛は新陳代謝が進んで古い毛が新しく生え変わろうとしている兆候ともいえます。

抜け毛自体はそのように生え変わりのサイクルがあるので不自然ではありませんが、抜けた髪や地肌に問題がある場合は無視できません。抜け毛の量が明らかに多く頭の地肌が見えてしまっている部分がある!と目視できる症状がある時は注意が必要です。

女性と男性では抜け毛の原因が違う

抜け毛の原因は女性と男性で違います。基本的に男性の抜け毛は男性ホルモンの影響が大きく、遺伝によって薄毛体質になってしまう可能性が否めません。しかし、100%遺伝で抜け毛・薄毛の問題が生じるわけではなく、ストレスや栄養の偏りなど他の要因も関わってきます。

例えば、喫煙もDHTという髪の成長を妨げる男性ホルモンを生じさせてしまう原因です。また、女性の場合は男性ホルモンによる影響はありませんが、ダイエットによる栄養不足や更年期、出産後など体質が大きく変わる事が抜け毛の原因になりやすいです。

さらに、男女ともに昨今抜け毛の原因になるものとしては、血行不良が挙げられます。デジタル社会になり、仕事は勿論プライベートでもパソコンやスマホなどを長時間同じ体勢で使っている事で肩や首が凝り、その影響を受けて頭部の血行が悪くなっているといえるでしょう。

季節的に抜け毛シーズンがある!?

生活習慣や遺伝などが原因ではなく、季節的に毛が抜けやすい時期もあります。最も抜け毛が多くなりやすい時期として秋が取り上げられることが多いです。というのも、夏に頭皮や髪はダメージを受けやすくその影響が秋になって出てくるからです。

夏は紫外線ダメージが大きく影響しているので、最近人気の洗い流さないトリートメントなどで髪を保護すると良いでしょう。加えて、汗や余分な皮脂によって毛穴が詰まり頭皮環境を悪くしてしまうこともあります。そのため、夏場のシャンプーはしっかりと泡を立ててするのが大切です。

抜け毛対策その1:生活習慣の見直し

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地肌が見えてしまうほど髪が抜けて薄毛になっている場合、抜け毛の対策が必要といえます。ところが、抜け毛による薄毛は徐々に進行していくので最初から病院にかかるのも・・・と思う方は多いことでしょう。そこで、まずは対策の1つとして、生活習慣に体への負担やストレスを減らすことを考えてください。

特に、日の食事や睡眠の2点に気を使うようにすると良いです。食事ではタンパク質やビタミン、亜鉛といった栄養素を積極的とり、毎日同じようなものを食べる事の無いように注意しましょう。わかめなどの海藻が髪にいい!という噂があると思いますが、海藻類は実際に髪にも関係が深いミネラルを含んでいるので食べて損はありません。

ただし、食事内容に注意していても、同じサイクルで材料が代わり映えしない物を繰り返し食べていては意味が無いので、バランスよく栄養を取ることが重要です。一方、睡眠に関しては不足するとホルモンバランスを乱し皮脂の過剰分泌なども起こり、頭皮環境が損なわれます。

そのため、特に髪の成長ホルモンに影響する22時から2時の時間帯(ゴールデンタイム)での睡眠は外さないようにするのが望ましいです。また、睡眠が充分である事でストレスの解消にも繋がります。寝つきが悪い…というような場合は、就寝前にスマホなどのブルーライトを避ける事や寝る時の体勢が安定する枕を使う事を気にしてみてください。

食事や睡眠といった最低限の生活習慣の見直しが出来たら、運動をする機会にも気を配ると良いです。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は血行不良の改善に役立ち、汗によりDHTを体外に放出する効果もあります。

抜け毛対策その2:シャンプー・ヘアケアの正しい仕方

抜け毛対策の2つ目として、入浴時のシャンプーやその後のヘアケアの正しい仕方をする事が挙げられます。特に、髪を伸ばす事の多い女性の方はシャンプー・ヘアケアの仕方を見直すのが効果的です。シャンプーをする時は髪の毛自体だけではなく頭皮をきちんと洗うことを意識します。

その際、手に取ったシャンプーはそのまま塗布するのではなく、手のひらで泡立ててから髪につけてください。そうする事で頭部に満遍なくシャンプー剤が行き渡ります。泡を毛だけではなく頭皮にも触れるようにしながら、爪を立てず指の腹で生え際やえり足から頭頂部に向かってマッサージしながら洗うのがポイントです。

ただし、リンスやトリートメントを使う場合は逆に頭皮に付かないようにしてください。洗い流しも同じようにマッサージをしながらシャンプー剤が残らないように丁寧にすすぎましょう。シャンプー剤やトリートメントが残ってしまうと、頭皮環境を悪くし抜け毛の原因になってしまうので注意が必要です。

生えている髪や頭皮を労わるのも大事

抜け毛を防ぐ対策は勿論したほうが良いですが、既に生えている髪や頭皮をケアする事も重要です。昨今は抜け毛予防のシャンプーなども多く商品展開されているので、髪質や地肌にあったものを選んで使うと良いでしょう。

また、女性の方はパーマやカラーを頻繁にしている為に抜け毛の原因を作っている事もあるので、一度髪を加工する頻度を見直してみるのも大切といえます。加えて、ドライヤーをする時間が長かったりヘアアイロンなどで髪に熱を加えたりする場合、通常よりも髪に負担がかかっているためシャンプーだけでなくトリートメントやヘアマスクも利用して、髪質や頭皮環境改善をするのが望ましいです。

なお、抜け毛や頭皮のフケ・かゆみなどの症状がひどくある場合には、専門の医者や皮膚科にかかる事をオススメします。

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